街路樹の管理 第1章 安全管理と試し切り

いよいよスタートします。街路樹剪定の作業。

第一回目の投稿は、安全管理と試し切りです。

実際に街中の道路、歩道に面した場所での作業は、いかにそこを通る歩行者や車に危険が及ばないよう、解りやすい案内と自らの作業スペースを確保する事によりムリのない動きが取れるように配慮・準備しなければなりません。

まず、切り方云々の前に路線の特徴などを把握し、危険予知を作業者全員が確認する事が第一です。

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以前、安全パトロールで指摘された安全管理の不備を スライドを使いながら目で見て確認し、その現場に関わる全員が同じ認識で対応が取れるように徹底します。

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車道側へのコーンの配置と作業エリアの確保。 歩道側は、コーンだけでなくバーを使って間違って歩行者が侵入しないように隔離すると共に、頭上への注意喚起表示。

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掲示板では何の為の作業を実施しているかの案内板と、車道側の危険告知のための余裕を持った矢印表示とガードマンによる注意喚起、安全確保も重要です。

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事前の連絡があってか偶然かは判りませんが、兵庫県警備業協会の方々の抜き打ちチェックもあり、資格者証の携帯や誘導など対応は十分か等を点検頂き、改めて緊張感をもって作業に専念していきたいと思いました。

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そして、いよいよ試し切り! 元からの樹形も乱れていたり、電線が交錯する状況の中、上から落としていきます。

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落葉防止を最優先して2~3年前に切り詰められたのでしょうか? 絡み枝、ふところ枝などがあり、少々困難な作業になっています。 イチョウといえば円錐型!のイメージが強いですが、できるだけ本来の形に戻せるよう、太い枝も落としていきます。

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そうこうしているうちに、神戸市は東部建設事務所の担当官が立会いに来られ、安全管理、樹形の仕上がりなどをチェック、意見交換をさせて頂き、当路線の完成形のイメージを共有できるようコミュニケーションをとりました。

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左側、試し切り完成です。 黄色く紅葉する前に軸だけにしてしまうのは非常に心苦しいことではありますが、マンションや住宅、お店が並ぶ通りでは、年内にはこの景色にしなければならない指示です。 ご理解ください。

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そういえば、↓の写真、先日研修で四国高知に行ってきましたが、そこでも街路樹剪定、始まっていました。 歩車道両面に枝が邪魔にならぬよう、下枝をカットし、高さを止めて剪定すれば、やや不恰好になるのは已むを得ませんが、どこも同じなんですねエ。

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こうしてスタートした街路樹剪定! 民間との切り方の差は目的が違う為、まったくの別物という感じですが、だからといって別業者が見よう見真似で枝を落とせばいい訳ではありません。

切り口付近に残した枝が、1年後、2年後にどうなるかを見極めながら剪定しなければ、結局翌年キレイな景色とはならず、雑然とした景色に!!  景色も機能も使えないものになってしまえば、不要論さえ出てきます。

街路樹を管理すること・・・
樹木の扱いを理解した者たちが手入れをする。
これすごく大事なことなのです!!!!!