街路樹を管理すること 0章

10月に入りました。 台風が続いています。 ご用心ください!

突然ですが、街路樹って意識して見たことありますでしょうか? (-.-)y-~

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国や地方自治体が所有管理する道路の付属物として扱われ、樹種によっては枯れ葉が落ちて掃除が大変だったり、枝が伸びたり、垂れたりして邪魔になったりとあまり良い印象がない、もしくは気にも留めていない・・・そんな方が多いのではないでしょうか?

 

街路樹!・・・・・ 戦後復興の街づくりから整備されたのか? いやいや明治の時代から柳や松などが植えられている資料など見たことありますが・・・いつから???

調べましたら、日本では「なんときれいな平城京(710年)、鳴くよ鶯平安京(794年)」などの都を創る時代から在ったそうです。

また、中国では2500年前から、最古は、3000年前にヒマヤラ山麓に造られた街路に列植された樹木が最初と言われており、インドのカルカッタからアフガニスタンの国境まで続いていたそうです。

大昔から街路の木陰で休息ができ、夏の暑さから逃れ、また、ある時代では街路樹に果樹などが植えられ、飢えを凌ぐことなどにも使われていたそうです。
その他、旅の安全や休憩所、距離の目印などにも使われ、人の暮らしの中では本当に永~いお付き合いのあるものということでした。

 

では、今の時代、街路樹の必要性って???  何でしょう。

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神戸市のホームページから引用。
http://www.city.kobe.lg.jp/life/town/flower/gairoju/gairoju.html

例えば・・・超緊急事態想定での街路樹による防火・防災効果は震災の経験から記憶にあり、また、街中にあってはビル風の緩衝効果を発揮して防風・防塵に役立ち、木陰を作ることでの温暖化防止や緩やかな風のながれを作り熱射を軽減してもくれます。

街路樹のはたらき

道路分離帯にあれば、光の乱反射を抑えるなど緩衝材としての機能ももち、最後に景観として自然や四季を感じ、緑や紅葉のある落ち着いた景色が街を美しく彩る、このようなはたらきが現代の街路樹の必要性です。

 

・・・・・しかし、マイナス面もあります。 先述にあわせて、枯葉が落ちる、それにより、雨どいが詰まる、排水溝が詰まる、実が落ちて道路が汚れる、虫が出る、鳥が来て糞をする、掃除も大変などなど・・・挙げたらキリが無いくらい困っている方も沢山います。

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ではどうすべきか?

現代はスマートな時代。 いいとこ取りで・・・・・  ということで街路樹剪定です。

すンご~~く長い前振りをしましたが、この度、神戸市から灘区の一部路線の街路樹剪定のお仕事をさせて頂くことになりました。(弊社にとっては久しぶりです。)

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街路樹が在ることのメリットを最大限活かしながら、そこに住まわれる住民の方々の困っている部分を解消すべく、この秋から年明け2月頃までの出動となります。

これから冬に向けて、イチョウやタイワンフウなど、黄色や赤に紅葉する時期ですが、少し前に枝を落とす必要が出てきます。

景観上すこしもったいない気もしますが、街路樹の機能を活用しながら、かつ、そこに住む人たちの課題も解決する為と八方まる~く治まるよう作業に入らせて頂きます。

(作業の指示系統は当然、神戸市サイドです。)

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作業に掛かる前にすこし仕事の主旨を整理して・・・

作業に当っては道路や歩道の規制を掛けさせて頂き、安全第一に努めたいと思います。

色々とご不便をお掛け致しますが、ご理解・ご協力のほど、よろしくお願い申し上げます。

この街路樹剪定の作業については、この後何度かに分けてご報告したいと考えております。どこまでお伝えできるか頑張ってみます。 よろしくお願い致します。

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