設計の井田です。
以前、須磨区で工事させていただいたお宅の新築外構植栽をご紹介させていただきます。
建築中の写真です。この段階で建物の完成予想パースを見ながら、プランさせていただきました。
プランするとき、いつもイメージを最優先に考えています。
ご予算や具体的な内容ももちろんお考えだと思いますが、まずはイメージありきです。
その方がやり取りのすれ違いが少なくて済むので、お互いにとっていいと僕は思っています。
「イメージ」っていうと、具体的でないので言葉にして伝えにくいとは思います。
でも、それをどうにか伝えようとする、また、どうにか受け取ろうとする、そうやってお互いに距離を縮める努力をしてこそ、イイものができるはず、って思っています。
今回は、打ち合わせでお話をお伺いしている中で、爽やかで落ち着いていて、白、アイボリー、ベージュを基調にグリーンを合わせたような色合いのイメージをお求めなんだろうなという印象を持ったので(お客様のお人柄もそうでした)、そんなプランをお出ししました。
結果、ほぼお任せいただくことになり、いいスタートになったのをよく覚えています。
コンパクトですが、木々の間をくぐり抜けるエントランスです。
アオダモ、ヒメシャラをメインに、圧迫感のないよう構成しました。
爽やかで落ち着いたイメージの植物でレイアウトしました。
敷きレンガの目地は平らにするのではなく、コテ跡を残して手作りの味わいを出しました。
外周の植栽。こちらも爽やかなイメージの樹木で構成しました。
中庭には、人工木のデッキをご希望されていたんですが、単純に真四角にするのではなく、こんなご提案をしたところ…
かなり気に入っていただきました。
デッキの一部を床と同じ高さで植栽スペースにしています。
左から、ヤマコウバシ、アオダモ、ナツハゼの組み合わせです。
こうやって窓のそばに木を植えると、間近で木々の変化(=季節の変化)が見られるので、いつもおすすめしています。
↑は新緑の時期で、春一番ツツジ(真ん中のピンク花)が満開でした。
次回の訪問が楽しみです!