5月もはや半ばを過ぎ、阪神間の各バラ園も満開を向えています。
今年は、気温が高かった?からか開花時期が少し早いようです。
そんな中、弊社が長年お世話させて頂いている西宮市内にある瓦林バラ公園で、バラの育成講習会を行ないました。
講師にはNHK趣味の園芸で、バラの講師をされていた藤岡友宏先生をお招きして、弊社の社員はもちろん、西宮市の担当の方々にも参加頂き、最近のバラ育成管理の現状と改善点を講習しました。
この藤岡先生、実は学生時代に弊社の岡本花店本店でアルバイトをして頂いていた繋がりもあり、その後もいろんな場面でご指導頂いている方で、この瓦林のバラ公園も以前からご相談させて頂いていたのですが、弊社のメンバーも若手に代わってきたこともあり、本年度から、現地にて直接指導頂くことになりました。
5月この時期のバラ管理に重要なこと、それは病害虫の防除です。
気温が18℃以上になると黒星病、ウドンコ病の胞子の発芽が盛んになり、開花中は見学者が多くなるので薬剤散布がやりにくく手遅れになり易い為、早期発見と早期駆除が重要になります。
他の公園で試行錯誤した事例も説明頂きながら、効果のあるやり方、失敗し易い薬剤の配合など、今までのやり方とは少し違う、その少しが非常に参考になりました。
1時間ほど座学で説明を受けたあとは、実際にバラの病虫害の対処法や、花後の処理、雑草については除草剤の有効活用など、非常に参考になりました。
今回の講習会をとおして藤岡先生が強調されていたことは、薬剤散布の回数をかなり増やさなければならないこと。それもただ回数を増やすだけでなく、雨の前など散布のタイミング、ウドンコ病等は一日おきの実施で菌の根まで対処するなど、根拠のある回数増が必要であること。
また、その代わり肥料やマルチングなどはやり方の工夫で削減も出来、除草などの労力のかかる作業は、除草剤の的確な使用により削減する手法を取り入れるべきとのことでした。
細かい説明はこれ以上書けませんが、詳しくお知りになりたい方は、弊社の担当者までお問い合わせください。
来年の設計は少し変更になりそうな・・・・
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