今年は台風の発生が少ないと言っていましたが、ここへきて堰を切ったように連続発生。被害が大きくならないことを心からお祈り致します。
来年、開園50周年を迎える神戸市立須磨離宮公園。 以前にもご案内しましたが、この公園の観賞温室の管理を神戸市造園協力会を通して私たちが担当しております。
この温室は30年以上前に建てられたこともあり残念ながら夏の空調が効きません。 今年の夏も熱射で葉が焼けないよう、灌水やら換気、送風で乗りきってきましたが、その甲斐あってかこの時期、写真のようにもりもり茂っています。
しかし何処から手を入れたものか…?(-_-;)
遠目にはジャングルのようにしか見えない植え込みの中には本当にキレイな花も見られます。果樹の前にちょっとご紹介! (^o^)v
2階北側にあるベニツツバナ。小さなラッパ状の赤い花がいくつも集まった形が個性的です。
2階の中央には、香水の原料になるイランイランの木。
白っぽい花がシャネルのNo.5をはじめ沢山の香水に使われているようです。
切花としても一般的ですが、朱赤でアジサイに似た形のサンタンカ(山丹花)。
その他、滝の流れる植え込みには、ハイビスカス、蘭の仲間の紫のバンダ、パイナップルの仲間のエクメアファシアータ。頭上には、ブーゲンビリアもまだ花を付けています。
ハイビスカス! 花芽がいっぱい上がってきてます。
エクメアファシアータ!別名「シマサンゴ・アナナス」 1階の足元付近にあります。
そして、やっとの果樹‼
マンゴーの実が生っています。公園の方にもご協力を頂き、冬の最低気温を15℃以上にキープして頂き、春に小さな花を沢山付ける事ができました。
農園等では、ミツバチを使って受粉させるのですが、そこは温室。絵筆を使って人力で受粉作業を行い、今年は多くの実を付ける事ができました。
(写真では2〜3個ですが…)
今のところキャプションを付けてご案内していますので、お越しの際には、覗いてみて下さい。
他にもドラゴンフルーツの蕾が膨らんできたり、グアバの実もご覧頂けると思います。
サボテンのように見える茎にいくつかのコブ状の蕾が見られます。近づいてみます!
赤く色付くにはまだ少し時間がかかりそうです。
最後はグアバの実! まだ小さいですが・・・上の方にあるので探してみて下さい!
もうすぐお月見のシーズン。離宮公園全体でのイベントも沢山ありますので、是非、温室にもお立ち寄り下さい! (^-^)/
あ、そうそう。 前回ご紹介した9月9日は「菊の節句」!!
旧暦では菊の花が咲く季節であることから菊の節句と呼ばれているそうです。
最近は少なくなったようですが、邪気払いと長寿を願って、菊の花を飾ったり、
菊の花びらを浮かべた酒を酌み交わして祝ったりしていたそうです。
という事で、今日の晩酌する理由が見つかりました。(^3^)/